操作する前に得意先のデータベースを作成します。データベースアプリケーションには複数のデータベースを作成することができます。
営業用や経理用、技術用とか。このデータベースを作ってから、テーブル(表)を作っていきます。
今回は営業用としてsalesというデータベースを作ります。
・最初にコマンドプロンプトを起動します。
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この検索で |
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powershell と入力しenter |
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左記の画面が表示されます。 ここにデータベースのコマンドを入力し 作成していきます。 |
①ディレクトリーの位置を変更します。
C:\Users\****> cd /xampp/mysql/bin |
コマンドのあるディレクトリーに移動 |
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まだパスを通す設定をしていないでこの作業が必要です。
→
パスの設定方法はこちら
②データベース(mysql)にログインします。
C:\xampp\mysql\bin> mysql -u root -h localhost -p

-u はユーザ、-hはコンピュータ名やIPアドレス、-pはパスワード
Enter password: ********* パスワードを入力しEnter
ログインすると
C:\Users\****> から MariaDB [(none)]>が表示が変わります。
③
データベースを作成します。
MariaDB [(none)]> create database sales; |
sales というデータベースを作る |
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※SQLの命令文の最後には必ず「 ; 」が必要 |
④この作成した
salesというデータベースを指定します。
MariaDB [(none)]> use sales; |
salesというデータベース利用するのことを指定する |
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MariaDB [none] → MariaDB [sales] []内の利用データベース名に切変わります。 |
⑤
テーブル(データを入れる表)を作成します。
作業としては、データベースを作成し、得意先情報を入れるテーブル(エクセルシートのようなもの)
を作成します。
MariaDB [(sales)]> create table customer_list ( customerCode int(11) primary key,customerName varchar(50),zipcode varchar(8),address1 varchar(30),address2 varchar(30));

<解説>
テーブル名がcustomer_listで
(カラム名がcustomerCode でデータ型がint(11) (11桁の整数型)でプライマリーキー、
カラム名がcustomerName で データ型がvarchar(50) (50桁の文字型)、
カラム名がzipcode で データ型がvarchar(8) (8桁の文字型)、
カラム名がaddress1 で データ型がvarchar(30) (30桁の文字型)、
カラム名がaddress2 で データ型がvarchar(30) (30桁の文字型))
を作りなさい。というコマンド。
・プライマリーキーは、重複しない固有のデータにするという指定
・カラムとは、データの列。テーブルとは表イメージとしてはエクセルのシート。この列がカラムです。
・データ型には、カラム毎どのような型を入れるかの指定ができる。intは整数値のみで11桁まで、
桁を増やしたいならbigint(15)と記載する。varcharは文字が、floatは少数点のある数値等々、
どういったものが他にあるかはネット検索ください。「sqlデータ型」検索など
⑥
作成されたテーブルの構成を確認します。
MariaDB [(sales)]> desc customer_list;
⑦
データ作成
MariaDB [sales]> insert into customer_list(customerCode,customerName,zipcode,address1,
address2)
values (10001,'ABC株式会社','220-0001','神奈川県横浜市中区〇〇','横浜ビル10階');

insert文では、記述の順番のカラムに合わせvalues以降でデータを記載します。
カラムがvarcharの場合データは必ずシングルコーテーション「'」 で囲まれていること。
他に、sql文の途中でEnterを押すと改行され→表示されます。そのまま記述することができます。
また改行は何回も繰り返し行われ最後のセミコロン「;」のEnterで実行されます。
⑧
データの抽出
MariaDB [sales]> select * from customer_list;

データの呼びだしはselect文を使います。「*」はすべてのカラムの呼出しです。
呼び出すカラムを指定することもできます。
MariaDB [sales]> select customerCode,customerName from customer_list;

・ログイン時にデータベースを指定することができます
C:
mpp\mysql\bin> mysql -u root -h localhost -p********* sales
**********パスワード -pあとスペースは入れない
この1行でsalesというベータベースを指定してログインできます
※ERROR 2002 (HY000): Can't connect to MySQL server on 'localhost' (10061)
のエラーが出た場合はmysqlが起動してません。
Xamppのcontrol panel よりmysqlを起動させてください。
・過去の入力したコマンドを呼び出す
キーボードの上↑で過去の入力をよび出せます
・SQLエラー
sql文に間違いがあるとエラーが表示されます。
<文法間違い>

fromがありません。
<無いテーブルの指定>

テーブル名の最後にcustomer_list
1で存在しないテーブルです。
<無いカラムの指定>

テーブル名の最後にcustomer_Name
1で存在しないカラムです。
<データ重複>

プライマリーキーcustomerCode 10001が重複
<シングルコーテーション「'」漏れ>

芝ビル10階
'の最後
「'」が抜けいている(SQL文が終わってないと判断)

>
'; を入力してエラーで終わらせます
<その他よく使うSQLコマンド>
・テーブルのデータを
更新
MariaDB [sales]> update customer_list set zipcode = '220-0002' where customerCode = 10002;
テーブル名:customer_listのcustomerCodeが10002のzipcodeを220-0002に更新しなさい
・テーブルのデータを
削除
MariaDB [sales]> delete from customer_list where customerCode = 10002;
テーブル名:customer_listのcustomerCodeが10002のprefを削除しなさい
・テーブルの
カラムを追加
MariaDB [sales]> alter table customer_list add telephone varchar(12) after address1;
テーブル名:customer_listのカラムaddress1の後にtelephoneという名のカラムを追加しなさい
after address1 のようにどのカラムの後に追加するか指定がないと一番最後に追加される
・テーブルの
カラムを変更
MariaDB [sales]> alter table customer_list change telephone tel varchar(12);
テーブル名:customer_listのカラムtelephoneをtelというカラム名に変更しなさい
このときデータの型も変更できます
・テーブルの
カラムを削除
MariaDB [sales]> alter table customer_list drop tel;
テーブル名:customer_listのカラムtelを削除しなさい
・
テーブルを削除
MariaDB [sales]> drop table customer_list;
テーブル名:customer_listを削除しなさい
・
データベースを削除
MariaDB [sales]> drop database sales;
データベース名:salesを削除しなさい
・データベース一覧の確認
MariaDB [sales]> show databases;

・データベース内のテーブルの確認
MariaDB [sales]> show table;
次はPHPからDBの操作を行います。